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ヒガメタルの”ものづくり”情報特集
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ものづくり基礎知識28 研削加工/研磨加工について①

2022年11月18日

ものづくりの現場で加工物の表面をなめらかにする手法には、大きく分けて研削加工と研磨加工の2種類の加工方法が存在します。 今回はそんな研削加工と研磨加工についてご紹介します。

研削加工と研磨加工の違い

名称も似ており内容も似ていることから混同されやすい2つの加工方法ですが、企業や現場ごとに呼び方がまちまちで区物があいまいな部分もあります。

研削加工(けんさくかこう)

研磨加工が粒子の状態で加工を行うのにたいして、研削加工では研削盤で砥石を高速回転させて削ることになります。 研削加工はさらに研削盤を用いる「一般的な研削加工」と、ホーニングや超仕上げなど特殊かつ微細な加工を行う「高精度な研削加工」に分類することが可能です。

研磨加工(けんまかこう)

大きくわけると紙やすりのような流動する粒子を用いて対象物の表面を細かく削って滑らかにするのが研磨加工です。 表面に光沢を出して仕上げを美麗にするだけではなく、表面の微細な調整なども行うことが可能です。砥粒(とりゅう)と呼ばれる微細な粒を用いて削ることになりますが、高い硬度が必要な場合にはダイヤモンドが使用されることもあります。

研削加工、研磨加工の大分類

一般的な研削加工の種類

一般的な研削加工はさらに「平面研削」「円筒研削」「内面研削」に分けることができます。 平面研削は工作物を平らに加工し、円筒研削では円筒状の工作物の外周部分を削り、内面研削では穴の内面を仕上げる際の加工です。

一般的な研削加工の分類

平面研削

砥石とテーブル部分からなる平面研削盤と呼ばれる機械を用いて、高速回転する砥石に工作物を押し当てて表面を少しずつ削り取って平面にしていきます。 砥石の軸の向きがテーブル面に対して垂直な立軸型と、主軸が平行な横軸型の2パターンが存在し、用途によって使い分けることになります。

円筒研削

円筒加工では工作物の外面を研削する加工方法で、回転する工作物に砥石を接触させて加工していくことになります。 旋盤やフライスよりも高い精度での加工が可能で、また非常に硬い砥石を用いればどんな材質のものでも加工が可能です。

内面研削

穴の内面の仕上げを行う加工で、工作物を回転させ穴に挿入する砥石も回転させて研削します。 一つ砥石でさまざまな穴径の加工に対応できるのが特徴で、表面や形状を想定の精度で仕上げることが可能です

ヒガメタルは大田区のものづくり企業として、研削加工も研磨加工もお引き受けしています。お気軽にご相談ください。

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