お悩み相談はこちらから
ヒガメタルの”ものづくり”情報特集
  1. トップ
  2. ヒガメタルのものづくり 画像寸法測定器の導入

ヒガメタルのものづくり 画像寸法測定器の導入

2022年10月6日

ヒガメタルでは製作物の品質向上や業務の効率化、検査体制の拡充を目的に各種新設備を取り入れています。 今回は2022年5月から導入した画像寸法測定器をご紹介します。

ものづくりにおける寸法検査、寸法測定

ものづくりにおいては、製品や部品が実際に意図した通りのサイズや長さ、重さなどに仕上がっているかは非常に重要です。

検査の結果、寸法が図面や仕様書と異なる場合には、作り直しや再調整を行うことになったり不良品として除外されることもあります。そのため、製作や加工時だけでなく検査の際にも正確に寸法を測定し、仕様通りに仕上がっているかを高い精度で確認することが必要になります。

そこでハイトゲージやマイクロメーターやノギスなどの機材を用いて検査を行いますが、人間の手による計測と目視での確認となるため、ヒューマンエラーや判定基準のばらつくなどの危険性が存在します。

そうした人間の手と目による検査のリスクを軽減するための装置の一つが画像寸法測定器となります。 象を画像として撮影し、画像処理を行って画像の画素を用いて寸法を自動で測定する機械です。

 

画像寸法測定器

画像寸法測定器を用いることには下記のようなメリットがあります。

1.非接触で測定を行うため、計測が難しい素材でも精度の高い計測が可能

やわらかい素材の製品などを計測する場合、接触しての計測を行うと多少の誤差が発生しますが、画像寸法測定器は撮影した画像を用いて測定を行うため測定値のバラつきは生じにくく、精度の高い測定が可能になります。

2.自動高速検査で検査工数を大幅削減

ハンドツールで測定を行う場合、一方向の寸法ずつ計測していくことになりますが、画像寸法測定器は一度に多くの測定項目に対応していて大幅な工数削減につながります。今回取り入れた機器では約3秒間に最大300箇所、10個の対象物を一度に測定することが可能で、高速での検査が行えることになりました。

3.ヒューマンエラーの排除が見込める

人間の手と目で計測し、寸法検査を行うと検査担当者の経験や技術によってどうしても誤差が発生することがあります。また長時間労働や多数の対象物の検査を行うことで多くの不良品を生むことにつながりかねませんが、画像寸法測定器を用いればあらかじめ設定した合否基準を元に寸法検査を行い、安定した品質での納品が可能になります。

画像寸法測定器 IM-8000シリーズとは

今回導入したのはKEYENCE社の画像寸法測定器 IM-8000シリーズです。

準備が容易なだけでなく測定が高速で、さらに360°回転ユニットで多くの面を一度に測定可能な点も助かっています。

https://www.keyence.co.jp/ss/products/measure-sys/im-8000/001/2042_01.jsp

今後も弊社の加工/製造の現場で大活躍してくれることでしょう。

ヒガメタルは大田区のものづくり企業として、最新の機材も取り揃えて最適な加工方法を選択し製作を行っていますのでお気軽にご相談ください。

お問い合わせcontact

無料見積もり依頼
お電話でのお問い合わせ
TEL:03-3799-5700
(月~金9:00~18:00 祝日除く)
FAX:03-3799-5710