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ヒガメタルの”ものづくり”情報特集
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ものづくり基礎知識17  機械加工の知識:溶接など接合加工について

2021年12月10日

別々に用意した材料同士をつなげる加工方を接合加工と言います。

各種事情で一度に制作することが困難な場合や、コストやスピードの問題で速く安く仕上げられる場合に用いられることが多いです。

特に、金属同士を結合させる溶接は金属同士を非常に強固に結合させることができるため、加工の現場では頻繁に用いられます。

今回はそんな接合加工についてご紹介します。

接合加工の3つの種類

接合加工には以下のような種類があります。

  1. 金属を結合させる [溶接]
  2. 低い温度で溶ける金属を溶かして結合する [ろう付け]
  3. 接着剤を用いる [接着]

以下、それぞれの加工法の特徴を説明します。

1. 溶接(金属を結合させる)

接合しようとする2つの材料の接合部分を溶かして、材料同士が混ぜ合わさった状態で冷やすことで接合部分が一体化することになります。この処理方法が溶接です(図1参照)。接合強度が高く、複雑な形状などにも対応しやすいためコストダウンが図れます。

ただし、強度高く結合するため、事後に取り外したりすることは難しくなります。

溶接の方法にはガスを熱源とする「ガス溶接」や、電気を用いた「アーク溶接」「抵抗溶接」などの種類があります。

なお、溶接については別途改めて他のページでまとめて取り上げます。

2. ろう付け(低い温度で溶ける金属を溶かして結合する)

接合させたい材料よりも融点(溶ける温度)の低い金属を用いて、材料同士のすき間などに流し込んで接合させるのがろう付けです(図2参照)。

溶接と異なり工作物自体を溶かさずに可能な処理方法ですので、材料を傷つけずに接着できるという利点があります。

なお、はんだ付けはろう付けの一種となります。

3. 接着(接着剤を用いる)

この加工方法は文字通り接着剤を使って材料同士をくっつけるものです(図2参照)。

用いられる接着剤は市販の文房具用のノリやボンドから、工業製品用の接着剤まで幅広い種類があります。

成形加工の大まかな種類

溶接をはじめとした接合加工はヒガメタルの得意な分野です。

ヒガメタルでは大田区のものづくり企業として、お客様の事情や納期を踏まえ最適な加工方法を選択して問題を解決していきますのでお気軽にご相談ください。

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