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ものづくり基礎知識16 機械加工の知識:成形加工について
2021年11月24日
成形加工とは、金属やプラスチックなどの素材を、型を用いて変形させる加工方法です。
型を用いての加工となるため、加工精度を高くすることは難しいですが、加工の早さには定評があり、同一商品を大量に生産する必要がある場合などに向いています。
ただし金型などの用意に費用が必要となるため、初期投資が必要で一定規模以上の生産数が必要な場合に用いられることが多いです。
また、加工精度が落ちる問題については、成形加工の後に切削加工で仕上げ処理を行う形で対応する場合もあります。
今回はそんな成形加工についてご紹介します。
成形加工の6つの種類
成形加工には以下のような種類があります。
- 金型を用いて打抜きや曲げを行う [板金加工]
- 溶かした金属を型に流し込んで形を作る [鋳造]
- 溶かしたプラスチックを金型に流し込む [射出成形]
- 金型を押し付けて強い力をかけて変形させる [鍛造]
- 回転するロールにはさみこんで変形させる [圧延]
- 金型に開けた穴から押したり引き込んだりする [押出し、引抜き]
以下、それぞれの加工法の特徴を説明します。
1. 板金加工(金型を用いて打抜きや曲げを行う)
薄い板(板金)を上下の金型の間に挟みこみ、打ち抜いたり曲げたり穴を開けたりする加工方法です。
また、プレス機を用いて手早く加工を行っていく場合もあります。
2. 鋳造(溶かした金属を型に流し込んで形を作る)
砂や金属で作られた鋳型に、溶けた金属を流し込んで形を作るやり方です。 鋳造で作られたものを鋳物(いもの)と言います。マンホールや鉄瓶などが鋳造で作られます。
3. 射出成形(溶かしたプラスチックを金型に流し込む)
鋳造と異なり、金型に流し込む素材をプラスチックにした加工方法が射出成形です。
プラスチック製品の多くがこの加工方法で製造されています。
4. 鍛造(金型を押し付けて強い力をかけて変形させる)
熱を加えた金属塊を、金型で挟み込んで大きな力をかけて変形させるのが鍛造です。 金属組織が密になり、加工後の製品の強度が高まります。
5. 圧延(回転するロールにはさみこんで変形させる)
金属を回転するロールに挟み込み、薄く延ばしたり特定の形状に変形させる加工方法です。 板状、棒状、管状などへの加工が可能です。
6. 押出し、引抜き(金型に開けた穴から押したり引き込んだりする)
作りたい形状の穴が開いた金型に素材を通すことで、形を変形させる加工方法になります。 アルミサッシなどがこの方法で作られます。

成形加工はヒガメタルでも頻繁に請け負っています。 ヒガメタルではお客様の事情や納期を踏まえ、最適な加工方法を選択して問題を解決していきますのでお気軽にご相談ください。